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チャーリーマンガーが直近のファイリングにて、アリババ株のポジションを再び倍額していたことがわかりました。アリババ株をはじめとした中国株への投資については、著名投資家の間でもさまざまな意見がありますが、チャーリーマンガーは長期投資としてアリババ株に自信を持っていることは間違いありません。
アリババは成長を続ける中国で非常に大事な役割をこなしている会社であることは疑いの余地はありませんよね。中国の人口はおよそ14億人ですが、そのうちの12億人がインターネットにアクセスできる人口だと言われています。そしてアリババは、そのうち9億5300万ものA A C
(アクティブアニュアルカスタマー)がいると言われているんです。アリババが中国で巨大な企業で人々の生活においてなくてはならない存在であることは間違いないのですが、アリババ株は高値から約140%も下落しています。当局の規制強化の動きや、ニューヨーク株式市場から上場廃止になるかもしれないとの噂があるからです。そういった不透明な状況が、アリババ株下落の原因になっているのですが、その中でもチャーリーマンガーやレイダリオはアリババ株が下がったところで買い増しているんです。
中でもチャーリーマンガーは、アリババのポジションを大きく買い増しているんです。Q3のところから、倍以上買い増ししており、チャーリーマンガーの全体のポートフォリオから見ると、27%にまで膨らんでいます。チャーリーマンガーは5銘柄しか保有していませんので、1銘柄に占めるポーションは自然と大きくなってしまうのですが、それでも直近のアリババの買い増しはかなり大きなものだと言えます。
今回のビデオではチャーリーマンガーがなぜアリババ株を大きく買い増しているのか見ていきたいと思います。
チャーリーマンガーは一旦買ったら非常に長く持ち続けることで有名です。本人も、「投資でお金を稼ぐのは買う時でも売る時でもなく、保有しているときだ」と明言しています。売り買いのアクティビティは極端に少なく、アリババを2021年1Qに買う前の売買は、なんと7年も前になるんです。チャーリーマンガーの投資の哲学とは
1、 頻繁に売買をしないこと
2、 自信のある銘柄には思いっきり賭けること
3、 多くの時間をチャンス到来が来る時のために費やすこと
というものです。
まさに今、チャーリマンがーは自身の信念に沿って行動していると言えます。
チャーリーマンガーのアリババのポジションについておさらいをしてみましょう。
2021年の1Qに株価が下がりはじめたところでアリババを買い、その後2Qに入り株価は揉み合っていましたが、ここではチャーリーマンガーは一旦様子見としており、何もしていません。
そして3Qに入り株価が大きく下落してきたところでボジションを倍額しています。
さらに4Qに株価はさらに下げ、111ドルにまで下がりましたが、なんと再びポジションを倍額しているんです。4Qには30万株を買い、現在は60万株程度保有している状態です。全体のポートフォリオに占める割合は27%にまで上がっています。ウエルズファーゴと大体同じくらいのポーションにまでなっているんです。
チャーリーマンガーがアリババ株に対してかなり強い自信があるのは明らかで、今のところ、株価は下がり続けていますが、その都度買い増している状況です。いわゆるナンピン買いを行っています。難平(ナンピン)買いとは、保有している銘柄が下がった時にさらに買い増しをして平均購入単価を下げることです。ナンピン買いは一時的に下がった株が反発した際には大きな利益をもたらす投資手法ですが、下落トレンドの中では損失をさらに大きくするので精神力の強さが問われる投資手法でもあります。
良い銘柄を安く買いたいと誰もが思っているはずなのですが、いざ株価が下がると、含み損に耐えきれずなかなか買い増しができないという経験は誰もがあるのではないでしょうか。含み損を抱えたときに健康な精神状態でナンピン買いをするには、投資先の会社の展開するビジネスを非常に深く理解していることが求められます。
ビジネスちゃんと理解していれば、株価が下がった時に自信を持って買い増すことができます。
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本動画に出てくる翻訳に関しては、作者の意訳も含まれております。
翻訳が完璧ではないこと、ご了承ください。
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【免責事項】
本動画は株式その他投資対象の売買の勧誘ではありません。視聴者は自己責任において投資判断をしてください。本動画では、金融・経済・投資を中心とした幅広い分野の情報・ニュースを、主にマーケット視点からお伝えしています。
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