北海道経済に大打撃を与えた北海道拓殖銀行の経営破綻から20年。翻弄された企業の「いま」や、道内金融界の今後を展望します。
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家具販売で国内最大手に成長したニトリホールディングスも拓銀破綻でピンチに陥った会社の一つ。似鳥会長は、当時の混乱を振り返ると同時に「拓銀破たんが会社を筋肉質に変えてくれた」と話します。
道内の民間金融機関の預金残高は増加傾向にありますが、貸出金はやや伸び悩んでいます。そんな中、金融機関が力を入れる分野のひとつが創業・ベンチャー支援です。北海道銀行は7月、上場予備軍の発掘を狙い、地銀で初めて東京証券取引所と提携しました。昨年度、道内全域で約1000件の創業融資を実行した政府系金融機関も。
一方、地域密着が特長の信金が念頭に置くのは、「地域活性化」につながる支援や融資です。かつては、都銀・地銀・信金信組と業態別に「すみ分け」ていましたが、「近年はメガバンクや地銀も我々と同じ土俵で相撲を取るようになった」と語る信金も。融資先を求める金融機関の競争はますます激しくなっています。