午前の東京市場の動きについて、東京証券取引所から中継でお伝えします。
きょうの東京株式市場は、引き続き金融システムへの不安が重しとなって幅広い銘柄が売られました。一時は値上がりに転じたものの、結局、227円の値下がりで午前の取引を終えました。
一方で、銀行など金融株の一角は買い戻される場面もあり、UBSによるクレディ・スイスの買収や、日本やアメリカなど6つの中央銀行によるドルの供給は、ある程度の安心感につながった形です。
しかし、これで市場の不安を完全に払しょくできたわけではなく、スイスの巨大金融機関にまで広がった信用不安をどこまで落ち着かせられるかは不透明です。
あすに控えるアメリカの金融政策を決める会合でも、中央銀行にあたるFRBが引き続きインフレ抑制のために利上げを続けるのか、はたまた金利を据え置いて市場の動揺を落ち着かせるのか注目されていて、世界的な金融システムへの信用不安は、引き続き市場の重しとなりそうです。
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