日銀の金融政策決定会合は18日、2日目の議論が行われ、前回に続いて緩和策を修正するのではとの見方から長期金利が上昇するなか、現状の維持を決めました。
(経済部・進藤潤耶記者報告)
為替のディーリングルームです。10分ほど前に結果が出て、一瞬、慌ただしくなりました。今、130円台を超えていて、2円余り円安が進んでいます。政策が維持されていたことで、アメリカとの金利差が落ち着くとの見方です。
日銀は先月、ほとんどの市場関係者が予想できない驚きのタイミングで政策を修正しました。
金融緩和策は金利を0%近くに抑えて企業などが借り入れをしやすくし、経済を支えようというものです。
しかし、市場は「事実上の利上げ」と受け止めました。今回は修正がなく円安に進んでいますが、いずれまた修正されて円高に向かうという声もあります。
円相場は、わずか3カ月で1ドル=150円台から20円以上、円高が進みました。
記録的な物価高は続き、長期金利も動き出すなど市場は非常に不安定です。
4月には黒田総裁が任期を終えるなか、次期総裁の人事やそれに伴う大規模緩和策の転換があるとするならば、いつ、どのように行われるのか、市場はそのヒントを探しています。
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