新型コロナウイルスの感染拡大を受け、アメリカの大手金融機関や国際機関で、世界経済や企業の業績見通しを下方修正する動きが出ています。
バンクオブアメリカは今年の世界のGDP成長率見通しを従来から0.3ポイント引き下げ2.8%に修正しました。
金融危機がピークを迎えた2009年以来の低い水準です。
バンク・オブ・アメリカのエコノミストは「長期化すれば世界的なサプライチェーンを傷つけるほか、アジアへの観光客の減少も逆風になる」と指摘しています。
また、IMF=国際通貨基金の報道官は27日、記者会見で、今年の世界のGDP成長率見通しを4月にも下方修正するとの見方を示しました。
IMFはすでに今月22日、成長率見通しを従来から0.1ポイント低い3.2%程度に引き下げていました。
一方、ゴールドマン・サックスは今年のアメリカの主要企業の利益成長率が、前年比で横ばいに留まるとの見通しを示しました。
S&P500指数を構成する企業の1株利益の見通しを従来は174ドルとしていましたが、165ドルに引き下げています。
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