北海道日本ハムファイターズは11月1日、投手コーチに就任する建山義紀氏(46)と、外野守備走塁コーチに就任する森本稀哲氏(41)の新コーチ就任会見を鎌ケ谷スタジアムの球団事務所で開きました。
◆新庄剛志監督
「早く来いや!地味だな~スーツ」
新庄剛志監督(50)も新コーチ就任会見に参加。現役時代、共に戦ってきた仲間だけに息ピッタリの会見となりました。
◆建山義紀コーチ
「この度、北海道日本ハムファイターズのコーチに就任しました建山です。よろしくお願いします」
◆森本稀哲コーチ
「ワクワクが強すぎてひどいです。以上です。今ですよね?めっちゃワクワクしています」
◆新庄剛志監督
「あなたたちトークのプロやろ!?しっかりしゃべってや!去年、監督になって欲しいと言われて、すぐに(2人に)オファー出して断られた。“この2人は必要だ”“この2人がいないとチームは良くならない”と、1年間口説いてやっとこの場所に座ってもらいました」
Q.2人に期待していることー
「もう全てですよ、全て。稀哲に関しては現役時代、僕の隣で守備をずっと教えてて、(学んだ野球が)頭にインプットされていると思うので、その辺りを選手たちに伝えてほしい。タテ(建山コーチ)に関して、一番期待していることは、どのポジションにどのピッチャーが入ってくるのか、ものすごく期待しています」
◆森本稀哲コーチ
「今年どのチームでも(コーチの)オファーが来たら受けようと思っていた中で、新庄監督から連絡をいただいて、一番僕が可愛がってもらった。しかも、今年一番よく見ていたファイターズからオファーをいただいたというのはうれしかった。それと同時にワクワクが止まらなかった」
◆新庄剛志監督
「サイン覚えられる?」
◆森本稀哲コーチ
「めちゃくちゃ多いって聞いてて…」
◆新庄剛志監督
「それはそうでしょう。でも走塁のセンスがめちゃくちゃあったから、ランナーを回すタイミングとか絶妙にガーッと、アウトのタイミングでも回してセーフにさせるコーチなので期待していますよ。攻めさせます。回さなかったら怒るかもしれないし」
◆森本稀哲コーチ
「正直、去年までのファイターズのシートノックは12球団の中で一番だらしないシートノックだった印象があった。今季は12球団トップのシートノックをファンが入っている中で見せる。結果的に“魅せるプレー”になっていた。その変化は1年間の中ですごく成長を感じた。正直、僕は能力がめちゃくちゃ低い中でレギュラーになれた。新庄監督も言っていましたけど、キレイにヒットを打て、ホームランを打てと言っている訳ではなく、とにかく思い切ってやってくれという指示を出している。まだまだ結果を恐れて途中で代えられたりした選手がいたのでそれはすごくもったいないと思っている。今いる選手たちが思い切ってプレーできるような環境にしてあげたいなと思う。今年1年見させていただいて、外野に対する思いが新庄さんは強いのは分かっている。だからこそ外野へのエネルギーを強く注いでしまって負担も大きかったと思う。そこを僕が少しでも軽減できれば、例えば他のピッチャーとか内野とか、チーム全体に集中できるようにサポートできることが、僕が新庄さんに求められていることなのかなと思う」
◆新庄剛志監督
「ひちょりはすごく練習していた。元々うまい選手じゃなかったから、僕の隣でシーズン通して見ながら覚えていった選手。すごく優秀なコーチになると思う」
◆森本稀哲コーチ
「やるのは選手なんですけど、まず僕も含めてとにかく楽しく練習も試合もやっていきたいと思っている。楽しいというのは僕らが現役の時もそうでしたけど、“チャラチャラしている”とかあったかもしれないです。それも実際あったかもしれないですけど、じゃあ“ここみんなで集中してシートノックやるぞ”って言った時に、いきなりスイッチが入るような強弱をちゃんとできるような。ただワイワイ楽しくじゃなくて、キュッとしめていけるようなチームに僕自身としてもやっていきたい。そういうところを見てファンの方々も楽しんでいただけると思う。是非、見に来て欲しいと思う」