ロシアによるウクライナへの攻撃が続く中、アメリカのブリンケン国務長官は6日、ロシア産の原油の輸入を禁止する制裁措置について、ヨーロッパ各国と検討していることを明らかにしました。
アメリカ・ブリンケン国務長官「我々は欧州のパートナーとロシア産の原油の輸入を禁止し、安定供給も維持する方法について、非常に活発に議論している」
エネルギー分野での対ロシア制裁をめぐっては、天然ガスの輸入をロシアに依存するドイツなどが慎重姿勢を示してきました。
NBCテレビに出演したブリンケン長官は、禁輸措置は「連携して行うことで、より効果的になる」と述べ、ヨーロッパ各国と歩調を合わせて行う考えを強調しています。
また、ブリンケン長官は、ポーランドを通じて、ウクライナに戦闘機を提供する枠組みを検討していると明らかにしました。これはウクライナのゼレンスキー大統領の要請をうけたものです。
アメリカメディアによりますと、ポーランドがウクライナに旧ソ連製の戦闘機を提供し、その代わりにアメリカが、ポーランドにF16戦闘機を送る案が検討されているということです。
ただ、ブリンケン長官は、「決めるのはポーランドだ」とも強調しています。
(2022年3月7日放送より)
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